プチ技術メモ

技術系の情報を中心に適当に書いています

GitLab 6.1 Community Editionがリリース! Issueの自動クローズなどが追加されています

毎月22日はGitLabの定期リリース日になっています。今回も変更点を適当に翻訳します。

GitLab 6.1 Community Editionでは、コミットメッセージを使用してIssueを自動クローズ、コミットやコメントで参照されるとIssueに表示、マージリクエストに説明が追加されます。さらに、IssueとマージリクエストのIDがプロジェクト毎に1番からの連番となります。

主な変更点

コミットメッセージを使用してIssueを自動クローズ

'Fixes #1'や'Coses #1'で始まるコミットメッセージのコミットを作成しmasterブランチにプッシュすると、GitLabはそのIssueをクローズします。また、Issueをクローズするコミットを含む、masterブランチをターゲットとしたマージリクエストを作成すると、GitLabはどのIssueがクローズされるかを通知します。

コミットやコメントで参照されるとIssueに表示

コミットメッセージやマージリクエストのコメントで他のIssueを参照すると、GitLabはIssueが参照されたことを表示します。

IssueとマージリクエストのIDがプロジェクト毎に1番から開始

今後はIssueとマージリクエストのIDはプロジェクト毎に1番から開始されます。つまり、ブックマークするIssueのURLが変更されます。なお、古いIssueのURLは新しいURLにリダイレクトされます。

マージリクエストに説明が追加

マージリクエストを作成する時に、説明を記述することが出来ます。

本リリースのMVPはIssueの自動クローズと参照されるIssueへのリンクに貢献したAsh Wilsonです。

全ての変更点

ユーザーインターフェース
  • Issueとマージリクエストとマイルストーンでプロジェクト毎に固有なID
  • マージリクエストに説明のフィールドを追加
  • commitのdiffを改善
  • 他から参照されたissueとマージリクエストをリンク(Ash Wilson)
  • 特定のコミットメッセージを持つコミットをプッシュした時にissueを自動的にクローズ
  • admin areaのユーザー削除の機能を改善
  • グループとプロジェクトを表示するページにイベントフィルターを追加
  • プロジェクトのホームページにブランチ/タグを作成するリンクを追加
  • 新しいプロジェクトの作成ページにpublic project?のチェックボックスを追加
  • 比較のページを改善。マージリクエストを継続するためのリンクを追加
  • プロジェクトがゼロ件の場合の初期ページを刷新
API
  • API: Sudo api calls (Izaak Alpert)
  • API: Group membership api (Izaak Alpert)
その他
  • ラージコミットのハンドリングを改善 (Boyan Tabakov)
  • Init scriptを書き直し (Rovanion Luckey)
  • プロジェクトが移動された時のイベントキャッシュを無効にする
  • 重複するクラスとrakeタスクを削除
  • グループに追加された時にメールで通知

ChangeLogには記載されていませんでしたが、6.1からMarkDownにテーブル記法が追加されていたと思います。詳しくはヘルプに記載されているので、そちらをご覧ください。
それと、ブランチ名に'#'が含まれているとエラーになる不具合が修正されています。