プチ技術メモ

技術系の情報を中心に適当に書いています

GitHubの代替ツールとして、完全無料のGitLab.comを試す

OSSGitHubクローンのGitLabから、クラウドサービスのGitLab.comの提供が開始されていました。
主な特徴は以下の通りです。

  • プライベートリポジトリ数が無制限
  • プライベートなコラボレーターが無制限
  • ディスク容量が無制限(ただし、1リポジトリ10GBまで)
  • 完全無料、クレジットカードの登録不要
  • ci.gitlab.comのCIが無料で利用可能

ちなみに動作しているGitLabのバージョンは、最新版のGitLab Enterprise Editionのようです。

無料でプライベートリポジトリが無制限に利用可能な上、マージリクエストやWikiやIssueなど機能も豊富なので、興味があれば試してみる価値はあると思います。

補足
  • 2015-6-26: 内容が古くなっていたので、最新の状況に合わせて修正しました。

GitLab 6.0がリリース

8月22日にGitLab 6.0がリリースされたので、変更内容を簡単に翻訳します。

グループ機能が大幅に改善されました

今回から、グループは単なるプロジェクトのディレクトリでは無くなります。
グループにユーザーを追加することが出来るようになります。グループに追加されたユーザーは、自動的にグループ内のプロジェクトへアクセスすることが出来ます。また、グループのメンバーやプロジェクトを管理できるownerに、複数ユーザーを割り当てることが出来るようになります。これにより、GitLabはよりグループ中心のプロダクトとなります。
そのため、今後はグローバルネームスペースはサポートされません。プロジェクトは、必ずグループかユーザーに所属することになります。

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フォークプロジェクトからのマージリクエストが可能になります

コントリビューターのIzaak Alpertによって、もう一つの素晴らしい改善がされました。
これにより、必要に応じて、異なるワークフローを利用することが出来ます。

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Webインターフェースでブランチ・タグの作成と削除が可能になります

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ユーザーインターフェースを洗練し、多くの不具合を修正しました

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GitLab Enterprize Editionについて

本バージョンより、GitLabは有償のEE(Enterprise Edition)と無償のCC(Community Edition)がそれぞれリリースされます。EEは大規模ユーザーに特化したバージョンで、LDAPのグループとGitLabのグループを同期する機能が追加されています。
価格体系は、読み直しましたがいまいち理解できませんでしたので、購入を考えている人は直接問い合わせて聞くのが確実かと思います。ちなみに、アカデミック版は半額とのことです。
それと、EE版もMITライセンスで配布されるので、ソースコードの修正や再配布は自由ですが、公式にはオンラインでのソースコードの配布は行わないとのことです。オープンソースとGitLabコニュニティを信頼しているからとのことですが、ビジネスとして成立するのか要注目ですね。

GitLab 5.4がリリース

予定通り7月22日にGitLab 5.4がリリースされたので、変更点などを簡単に翻訳します。

GitLab 5.4をリリース

本日GitLab 5.4をリリースしました。8月22日にリリース予定のGitLab 6.0が近づいているので、今回は新機能があまりありません。しかし、Issueへの参加者のトラッキング機能、メンションによるメール通知機能、コメントの編集機能が追加になりました。

3つの重要な改善

  1. コメントの編集
  2. Issueへの参加者を表示
  3. メンションによるメール通知

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本リリースのMVPはissueの参加者へのメール通知機能に貢献したJavier Castroです。

変更点

新機能:
  • 自分のコメントを編集可能
  • git:// URL経由のプロジェクトのインポートを許可
  • メンションを含むissueへの参加者を表示
  • メンションユーザへのメール通知
改善:
  • ドキュメントを改善
  • プロジェクトページのダッシュボードを改善
  • GitLab Markdownヘルプページ
  • スニペットのカラムサイズを増加
修正:
API:
  • クライアント一覧をAPIドキュメントに追加
その他:
  • unicornとfog gemのサポートを追加

次回リリースについて

次回リリースはGitLab 6.0となり大きな変更が加えられる予定となっています。また、GitLab 6.0から有償のEnterprise Editionと無償のCommunity Editionに分かれることになるようです。

GitLab 5.3がリリース

GitLab 5.3がリリースされたので、前回に引き続き、バージョンアップでの変更点を適当に翻訳してみます。
ちなみに「Campfireサービスの統合」はクラウドファウンディングサービスではなく、チャットサービスのことです!勘違いしないように気をつけましょう。

GitLab 5.3をリリースしました

今日GitLab v5.3をリリースしました。今バージョンではバグフィックスとユーザビリティの改善に注力しました。ただし、次のような新機能の追加も行いました: リポジトリグラフ、Cappfire/HipChatサービスの統合、ユーザーコードスニペットなど。

GitLab 5.3での3つの重要な改善

1. リポジトリグラフ
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2. プロジェクトへのHipChat/Campfireサービスの統合

3. ユーザー毎にコードスニペットを利用できます。自分が所有するスニペットを作成し、他のユーザーと共有することができます。
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このリリースのMVPはリポジトリグラフに貢献したKarlo Nicholas T. Sorianoです。ありがとうKarlo!

変更点

新機能:

  • リポジトリグラフ
  • HipChat/Campfireサービスの統合
  • スニペットの機能強化: public/private, project/personal
  • リポジトリのリネーム

セキュリティ:

  • 初回起動時にRails secret tokenを生成

バグフィックス:

疲れたので、以下公式ブログからのコピペです。やる気があったら翻訳します。

  • Fixed bug with LDAP + git over http
  • Fixed bug with google analytics code being ignored
  • Respect newlines in wall messages
  • Fix project events duplicate on project page
  • Fix postgres error when displaying network graph.
  • Fix dashboard event filter when navigate via turbolinks
  • Fix dashboard lost if comment on commit
  • Fix bug with team assignation on project from #4109
  • Init.d: remove gitlab.socket on service start
  • Fixes issue with —depth option

API:

  • Api: Prevent blob content being escaped
  • Api: added teams api
  • Api: Smart deploy key add behaviour
  • Api: projets/owned.json return user owned project

GitLab導入時の留意点

1. IEユーザーをサポートする必要はあるか?

GitLabは開発者向けのWEBアプリとして開発が行われているため、いわゆるモダンブラウザをターゲットとしています。そのためIEのサポートは、今後は行わない方針に決まりました。どうしてもIEを使用しなければならない場合は、GitLabの導入は見送ったほうが良いでしょう。

2. サブURLにデプロイする必要があるか?

当面の間、サブURLにデプロイしたことに起因する不具合へのサポートは行わない方針となりました。現行バージョンでは、ファイルの添付やHTTPプロトコルでのpushなどの不具合があります。致命的な不具合ではないので、使おうと思えば使えると思いますが、今後のことも考えると、サブURLにデプロイして使用することはおすすめしません。

3. 継続的なバージョンアップに追従できるか?

GitLabは毎月22日に安定バージョンリリースされるので、継続的なバージョンアップに追従できる体制が望ましいです。また、開発スピードが速い一方で、不安定な側面もあります。そのため、思わぬトラブルに見舞われることもあるので、ある程度rubyrailsの知識はあった方が良いと思います。

4. 無償のボランティアによって成り立っていることを忘れない

現在、GitLabのフルタイム開発者は1名のみで、それ以外は無償のボランティアによって成り立っています。そのため、不具合を報告してもすぐに対応されることはほとんどありません。もし不具合に遭遇したら、可能な場合は自分で修正してPull Requestを投稿しましょう。

代替ツール

上記の理由によりGitLabの導入が困難な場合は、代替ツールの導入を検討しましょう。

Amazon.co.jpを利用したくないたった一つの理由

理由
  1. アメリカに納税しているから
まとめ

「国の財政赤字がーっ」と言われて久しいですが、今までAmazon.co.jpばかり利用していました。少し手間はかかりますが、今後はなるべく国内企業のサービスを利用したいと思います。
ちなみに、代替手段はかなり手抜きです。探せば他にも色々なサービスがあります。3番目の「cospa」は、最近「リブセンス」を調査しまくっていた影響です。

日本人の国際感覚に対する違和感

下記の増田を読んで妙に納得がいった。

初めて問題の動画を見てみたが、明らかに、会場の失笑は「中世」を「中年」と言い間違えた部分ではなく、「日本の人権状況は先進的」との発言が原因となっている。

それなのに、マスコミの記事では「中世」を「中年」と言い間違えたことが、失笑の原因としてクローズアップされている。また、動画を見ればすぐに分かることだが、上田特使の英語はお世辞にも流暢とは言えず、当然それを聞いている人たちが、上田特使の些細な言い間違えに反応して失笑など考えられない。失笑するなら、会議の最初から最後まで失笑の連続だろう。

仮にそうだとしても、記事にする前に「失笑」の原因が何であったのかの考察がされたのか疑問に思う。会議の参加者へのインタビューは行ったのだろうか?

私も含めてだが、上田特使の「日本の人権状況は先進的」という発言は、本当にそう思っているのだろうし、多くの日本人も同意することだろう。しかし、海外では「日本の人権状況は後進的」が常識となりつつあるのではないだろうか?もしそうであれば、そのことを国民にきちんと伝え切れていないマスコミの責任は非常に大きいと思う。