プチ技術メモ

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日本人の国際感覚に対する違和感

下記の増田を読んで妙に納得がいった。

初めて問題の動画を見てみたが、明らかに、会場の失笑は「中世」を「中年」と言い間違えた部分ではなく、「日本の人権状況は先進的」との発言が原因となっている。

それなのに、マスコミの記事では「中世」を「中年」と言い間違えたことが、失笑の原因としてクローズアップされている。また、動画を見ればすぐに分かることだが、上田特使の英語はお世辞にも流暢とは言えず、当然それを聞いている人たちが、上田特使の些細な言い間違えに反応して失笑など考えられない。失笑するなら、会議の最初から最後まで失笑の連続だろう。

仮にそうだとしても、記事にする前に「失笑」の原因が何であったのかの考察がされたのか疑問に思う。会議の参加者へのインタビューは行ったのだろうか?

私も含めてだが、上田特使の「日本の人権状況は先進的」という発言は、本当にそう思っているのだろうし、多くの日本人も同意することだろう。しかし、海外では「日本の人権状況は後進的」が常識となりつつあるのではないだろうか?もしそうであれば、そのことを国民にきちんと伝え切れていないマスコミの責任は非常に大きいと思う。