GitLab導入時の留意点
1. IEユーザーをサポートする必要はあるか?
GitLabは開発者向けのWEBアプリとして開発が行われているため、いわゆるモダンブラウザをターゲットとしています。そのためIEのサポートは、今後は行わない方針に決まりました。どうしてもIEを使用しなければならない場合は、GitLabの導入は見送ったほうが良いでしょう。
2. サブURLにデプロイする必要があるか?
当面の間、サブURLにデプロイしたことに起因する不具合へのサポートは行わない方針となりました。現行バージョンでは、ファイルの添付やHTTPプロトコルでのpushなどの不具合があります。致命的な不具合ではないので、使おうと思えば使えると思いますが、今後のことも考えると、サブURLにデプロイして使用することはおすすめしません。
3. 継続的なバージョンアップに追従できるか?
GitLabは毎月22日に安定バージョンリリースされるので、継続的なバージョンアップに追従できる体制が望ましいです。また、開発スピードが速い一方で、不安定な側面もあります。そのため、思わぬトラブルに見舞われることもあるので、ある程度rubyとrailsの知識はあった方が良いと思います。
4. 無償のボランティアによって成り立っていることを忘れない
現在、GitLabのフルタイム開発者は1名のみで、それ以外は無償のボランティアによって成り立っています。そのため、不具合を報告してもすぐに対応されることはほとんどありません。もし不具合に遭遇したら、可能な場合は自分で修正してPull Requestを投稿しましょう。
代替ツール
上記の理由によりGitLabの導入が困難な場合は、代替ツールの導入を検討しましょう。