GitLab 6.0がリリース
8月22日にGitLab 6.0がリリースされたので、変更内容を簡単に翻訳します。
グループ機能が大幅に改善されました
今回から、グループは単なるプロジェクトのディレクトリでは無くなります。
グループにユーザーを追加することが出来るようになります。グループに追加されたユーザーは、自動的にグループ内のプロジェクトへアクセスすることが出来ます。また、グループのメンバーやプロジェクトを管理できるownerに、複数ユーザーを割り当てることが出来るようになります。これにより、GitLabはよりグループ中心のプロダクトとなります。
そのため、今後はグローバルネームスペースはサポートされません。プロジェクトは、必ずグループかユーザーに所属することになります。
フォークプロジェクトからのマージリクエストが可能になります
コントリビューターのIzaak Alpertによって、もう一つの素晴らしい改善がされました。
これにより、必要に応じて、異なるワークフローを利用することが出来ます。
Webインターフェースでブランチ・タグの作成と削除が可能になります
ユーザーインターフェースを洗練し、多くの不具合を修正しました
GitLab Enterprize Editionについて
本バージョンより、GitLabは有償のEE(Enterprise Edition)と無償のCC(Community Edition)がそれぞれリリースされます。EEは大規模ユーザーに特化したバージョンで、LDAPのグループとGitLabのグループを同期する機能が追加されています。
価格体系は、読み直しましたがいまいち理解できませんでしたので、購入を考えている人は直接問い合わせて聞くのが確実かと思います。ちなみに、アカデミック版は半額とのことです。
それと、EE版もMITライセンスで配布されるので、ソースコードの修正や再配布は自由ですが、公式にはオンラインでのソースコードの配布は行わないとのことです。オープンソースとGitLabコニュニティを信頼しているからとのことですが、ビジネスとして成立するのか要注目ですね。