GitLab 6.1 Community Editionがリリース! Issueの自動クローズなどが追加されています
毎月22日はGitLabの定期リリース日になっています。今回も変更点を適当に翻訳します。
GitLab 6.1 Community Editionでは、コミットメッセージを使用してIssueを自動クローズ、コミットやコメントで参照されるとIssueに表示、マージリクエストに説明が追加されます。さらに、IssueとマージリクエストのIDがプロジェクト毎に1番からの連番となります。
続きを読むGitLabのスター数がLinuxを追い抜いた
GitHubの代替ツールとして、完全無料のGitLab.comを試す
OSSのGitHubクローンのGitLabから、クラウドサービスのGitLab.comの提供が開始されていました。
主な特徴は以下の通りです。
- プライベートリポジトリ数が無制限
- プライベートなコラボレーターが無制限
- ディスク容量が無制限(ただし、1リポジトリ10GBまで)
- 完全無料、クレジットカードの登録不要
- ci.gitlab.comのCIが無料で利用可能
ちなみに動作しているGitLabのバージョンは、最新版のGitLab Enterprise Editionのようです。
無料でプライベートリポジトリが無制限に利用可能な上、マージリクエストやWikiやIssueなど機能も豊富なので、興味があれば試してみる価値はあると思います。
参考リンク
補足
- 2015-6-26: 内容が古くなっていたので、最新の状況に合わせて修正しました。
GitLab 6.0がリリース
8月22日にGitLab 6.0がリリースされたので、変更内容を簡単に翻訳します。
グループ機能が大幅に改善されました
今回から、グループは単なるプロジェクトのディレクトリでは無くなります。
グループにユーザーを追加することが出来るようになります。グループに追加されたユーザーは、自動的にグループ内のプロジェクトへアクセスすることが出来ます。また、グループのメンバーやプロジェクトを管理できるownerに、複数ユーザーを割り当てることが出来るようになります。これにより、GitLabはよりグループ中心のプロダクトとなります。
そのため、今後はグローバルネームスペースはサポートされません。プロジェクトは、必ずグループかユーザーに所属することになります。
フォークプロジェクトからのマージリクエストが可能になります
コントリビューターのIzaak Alpertによって、もう一つの素晴らしい改善がされました。
これにより、必要に応じて、異なるワークフローを利用することが出来ます。
Webインターフェースでブランチ・タグの作成と削除が可能になります
ユーザーインターフェースを洗練し、多くの不具合を修正しました
GitLab Enterprize Editionについて
本バージョンより、GitLabは有償のEE(Enterprise Edition)と無償のCC(Community Edition)がそれぞれリリースされます。EEは大規模ユーザーに特化したバージョンで、LDAPのグループとGitLabのグループを同期する機能が追加されています。
価格体系は、読み直しましたがいまいち理解できませんでしたので、購入を考えている人は直接問い合わせて聞くのが確実かと思います。ちなみに、アカデミック版は半額とのことです。
それと、EE版もMITライセンスで配布されるので、ソースコードの修正や再配布は自由ですが、公式にはオンラインでのソースコードの配布は行わないとのことです。オープンソースとGitLabコニュニティを信頼しているからとのことですが、ビジネスとして成立するのか要注目ですね。
GitLab 5.4がリリース
予定通り7月22日にGitLab 5.4がリリースされたので、変更点などを簡単に翻訳します。
GitLab 5.4をリリース
本日GitLab 5.4をリリースしました。8月22日にリリース予定のGitLab 6.0が近づいているので、今回は新機能があまりありません。しかし、Issueへの参加者のトラッキング機能、メンションによるメール通知機能、コメントの編集機能が追加になりました。
3つの重要な改善
- コメントの編集
- Issueへの参加者を表示
- メンションによるメール通知
本リリースのMVPはissueの参加者へのメール通知機能に貢献したJavier Castroです。
変更点
新機能:
- 自分のコメントを編集可能
- git:// URL経由のプロジェクトのインポートを許可
- メンションを含むissueへの参加者を表示
- メンションユーザへのメール通知
改善:
- ドキュメントを改善
- プロジェクトページのダッシュボードを改善
- GitLab Markdownヘルプページ
- スニペットのカラムサイズを増加
修正:
- 空のリポジトリのナビを修正
- PostgreSQLのリストアの不具合を修正
- スペル間違いを修正
その他:
- unicornとfog gemのサポートを追加
次回リリースについて
次回リリースはGitLab 6.0となり大きな変更が加えられる予定となっています。また、GitLab 6.0から有償のEnterprise Editionと無償のCommunity Editionに分かれることになるようです。
GitLab 5.3がリリース
GitLab 5.3がリリースされたので、前回に引き続き、バージョンアップでの変更点を適当に翻訳してみます。
ちなみに「Campfireサービスの統合」はクラウドファウンディングサービスではなく、チャットサービスのことです!勘違いしないように気をつけましょう。
GitLab 5.3をリリースしました
今日GitLab v5.3をリリースしました。今バージョンではバグフィックスとユーザビリティの改善に注力しました。ただし、次のような新機能の追加も行いました: リポジトリグラフ、Cappfire/HipChatサービスの統合、ユーザーコードスニペットなど。
GitLab 5.3での3つの重要な改善
1. リポジトリグラフ
2. プロジェクトへのHipChat/Campfireサービスの統合
3. ユーザー毎にコードスニペットを利用できます。自分が所有するスニペットを作成し、他のユーザーと共有することができます。
このリリースのMVPはリポジトリグラフに貢献したKarlo Nicholas T. Sorianoです。ありがとうKarlo!
変更点
新機能:
セキュリティ:
- 初回起動時にRails secret tokenを生成
疲れたので、以下公式ブログからのコピペです。やる気があったら翻訳します。
- Fixed bug with LDAP + git over http
- Fixed bug with google analytics code being ignored
- Respect newlines in wall messages
- Fix project events duplicate on project page
- Fix postgres error when displaying network graph.
- Fix dashboard event filter when navigate via turbolinks
- Fix dashboard lost if comment on commit
- Fix bug with team assignation on project from #4109
- Init.d: remove gitlab.socket on service start
- Fixes issue with —depth option
API:
GitLab導入時の留意点
1. IEユーザーをサポートする必要はあるか?
GitLabは開発者向けのWEBアプリとして開発が行われているため、いわゆるモダンブラウザをターゲットとしています。そのためIEのサポートは、今後は行わない方針に決まりました。どうしてもIEを使用しなければならない場合は、GitLabの導入は見送ったほうが良いでしょう。
2. サブURLにデプロイする必要があるか?
当面の間、サブURLにデプロイしたことに起因する不具合へのサポートは行わない方針となりました。現行バージョンでは、ファイルの添付やHTTPプロトコルでのpushなどの不具合があります。致命的な不具合ではないので、使おうと思えば使えると思いますが、今後のことも考えると、サブURLにデプロイして使用することはおすすめしません。
3. 継続的なバージョンアップに追従できるか?
GitLabは毎月22日に安定バージョンリリースされるので、継続的なバージョンアップに追従できる体制が望ましいです。また、開発スピードが速い一方で、不安定な側面もあります。そのため、思わぬトラブルに見舞われることもあるので、ある程度rubyとrailsの知識はあった方が良いと思います。
4. 無償のボランティアによって成り立っていることを忘れない
現在、GitLabのフルタイム開発者は1名のみで、それ以外は無償のボランティアによって成り立っています。そのため、不具合を報告してもすぐに対応されることはほとんどありません。もし不具合に遭遇したら、可能な場合は自分で修正してPull Requestを投稿しましょう。
代替ツール
上記の理由によりGitLabの導入が困難な場合は、代替ツールの導入を検討しましょう。